1級キャリアコンサルティング技能検定合格までの道のり

キャリアコンサルタント資格

キャリアコンサルタントの資格は、平成28年4月に国家資格化されました。今は、以前からある民間資格レベルの「標準レベル」、技能検定2級の「熟練レベル」、技能検定1級の「指導レベル」の3つのレベルがあります。

私は平成21年に民間資格のキャリアコンサルタントの一つ、CDAの資格を取り、同年に技能検定2級に合格し(当時は1級がありませんでした)安心していたのですが、1級の試験が平成23年に始まりました。

1級受験1回目

超難関で、第1回の合格者はなんと4名!受験者は220人ほどだったかと。なんじゃこりゃ?あ~、こりゃ私は無理だわ、と思って受験せずにいたのですが、周りの仲間は受験していました。そして落ちてもまた受験していました。

すると、チャレンジ精神がむくむくと・・・そして平成25年度の第3回の試験を受けました。科目は学科と実技(論述、面接)です。学科はCDAのテキストと過去問題で対策。まずは学科と論述です。学科はCDAのテキストには載っていない内容もあり、わからない問題もあったけど、自分としてはけっこう手ごたえがあり、こりゃいけたんじゃないの?と思いつつ、わくわくしながら答え合わせをしたら・・・

Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

全然足らんやん!周りの人には「全然あかんかったわ~」と言いつつ、内心かなりショック!

気を取り直して・・・後日面接試験を・・・。

面接(ロープレ+口頭試問)は本番でリアルに向き合うだけで、対策のしようがないと思っていたのでイメトレだけして本番に臨みました。面接試験って、異常に緊張するんですよ。面接官が2人、私のロープレを見ているのです。喉がカラッカラになります。その異常な緊張感から、なんと、ロープレの実施時間を勘違い!30分のロープレ+10分の口頭試問なのに、ロープレは20分と、途中まで勘違いしていたんです!

15分頃からまとめに入り、そろそろ終わろうかなと時計を見た瞬間、

「あ!!!ちゃうちゃう!ロープレ30分やった!あと10分どうしよう~~~~~!」

と大パニック!額と背中に滝汗をかきながら、ぐだぐだの10分。当然落ちました。ちなみに、論述も落ちました(;・∀・)もう散々でした。しばらくそのロープレの失敗を引きずってしまい、仕事にも身が入らなかったくらいです。あかんやん・・・

そんな状態だったので、この1級試験は私には無理なんだと、もう受けるのをやめました。1年に1回の試験を1回見送り、2回見送ったあたりにちょうどキャリアコンサルタントが国家資格化され、今までキャリアコンサルタントの資格を持っていなかった人たちが標準レベルをどんどん受験し、標準レベルの人たちがどんどん2級試験を受け始めました。

2級でもまだ希少価値があったから安心していたのに、このままじゃダメだ!キャリアコンサルタントとしての仕事はこの先ず~~~~~っとやっていきたいと思っているし、今まで他の資格も全部中途半端で2級止まり。ここでやらないでどうする!と自分にハッパをかけ、平成28年、再度1級受験を決意しました!

1級受験2回目

1級の学科試験は12月、実技試験の論述は学科試験と同日、面接試験は翌2月。有り難いことに、以前はなかった学科試験の対策本や問題集が出ていたので購入、同時に木村周先生の本も購入。1回目の受験は運試し的だったけど、2回目は合格するつもりで本気で挑みました。

夫に、「日曜日は勉強に集中したいから、夜ご飯お願いします」と言って、最後の2か月は家事も減らして頑張りました。(おかげで夫の料理の腕も上がりました!)

購入した本たち。

「キャリアコンサルティング理論と実際」を読み進めつつ、キャリアの赤本(問題集)を解きました。1回目は散々・・・。キャリアの青本(テキスト)もガッツリ読み、赤本2度目の挑戦。これでけっこう頭に入った気がします。さらに、「キャリアコンサルティング理論と実際」は2回目、青本も2回、3回と読み、赤本3回目。ほとんど赤本は間違わなくなりました。

受験2週間前からは過去問題。合格点にいくものもあれば、いかないものもあり、正直焦っていましたが赤本、青本のおかげで前回とは比べ物にならないくらい対策はできました!

実技のうちの論述は、対策する余裕がありませんでしたが、学科の対策をそのまま活用できるはずだと思っていましたのでそのまま受験!学科の出来栄えは・・・微妙!でもなんとか引っかかってくれ!と思っていたら、自己採点で合格点!引っかかってくれました~!論述の結果は自己採点できないので面接の結果と同時に発表です。一生懸命書いたし、そんなに外れたことは書いていないはず・・・。

そして面接試験までの間に対策講座に行ってみました。それが正解でした。どういう基準で採点されるのか、採点されるポイントを外さないように、どういう言い方、伝え方をすればいいのか、などを学び、ひたすらロープレ。その時のロープレは、私はうまくできませんでした。まだ、学んだことを消化できていなかったんです。でも、家に帰り資料を読み返したら意味を理解できたんですよね。

当日まではイメトレ。当日は、とにかく目の前の人に集中しよう、それだけを考えていました。

そして試験が始まりました。最初に自己紹介をするのですが、けっこうすんなりでき、クライエント役の方にも自己紹介をしていただき、いざ!すると、不思議な感覚になりました。最初は面接官が気になり緊張していたのが、クライエントの話を全身全霊で聴いているうち、面接官のことが全く気にならなくなっていたんです。ロープレではなく、本当の意味でクライエントに集中してリアルに進めることができていたんだと思います。

この時は時間を間違うこともなく(笑)自分の中ではガッツポーズ!イメージした通りに進め、終えることができました!だから帰りはスキップ♪これでもしダメだったら、私のキャリアコンサルティングのスタイルがそもそも1級試験には通じないんだ、あきらめようと思ったくらいでした。

気分は合格です。名刺のどこに1級って入れようかな、みんなにどんな風に報告しようかな。お祝い何をもらおうかな(笑)そんなことを考えていたのですが、合格発表でまさかの・・・不合格!その原因は、論述でした!

またしても

Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

でもこれはある意味納得でした。論述は対策しきれていませんでしたから。それに、面接試験の結果はとても良かったんです。それだけでものすごい自信になりました。ああ、あの時感じたやり切った感は間違いじゃなかったんだ、あのやり方でいいんだと思えました。

そして次こそ必ず合格してやると決意しました!

1級受験3回目

学科は2回目で合格していたので、1部合格としてこの先2回は学科免除になります。実技に集中できるんです。面接の点数は良かったとはいえ、再度論述、面接の両方の試験を受けないといけません。ああ、あの緊張の面接をもう1回やるのか・・・ちょっとブルーになりましたが、前回の良いイメージでいけるはず!

今回は論述をしっかり対策しようと思い、論述の対策講座に行きました。ここでも、自分では気づけなかったポイントがあり、書き方のコツがわかりました。キャリアコンサルティングの本質をしっかりと落とし込んでいなければいけないので、前回買った「キャリアコンサルティング理論と実際」を読み返し、さらに宮城まり子先生の「キャリア・カウンセリング」を購入。

前年に学科対策をしている時も思ったんですが、私、こういうキャリアの理論がやっぱり好きなんですね~。うんうん、そうそう、そうですよね。こんな考え方もあるんですね。とめっちゃ共感しながら読みました。

日ごろ仕事が忙しいとなかなか原点には戻れませんから、試験って嫌だけど意味はあるな~と思いました。
論述試験の直前にはこんな対策本も発売されました。

対策講座を受けた上でこれを読むと、かなり腑に落ちました。

そしていざ、論述試験!

こればかりは、やるだけのことはやりました。としか言いようがありません。自分では判断ができませんが、前回よりは要点をまとめて書けたかな、という感じ。ただ、この試験で腱鞘炎になりました(>_<)しばらく腕がしびれてしびれて・・・。きっとめちゃくちゃ力が入っていたんですね!

そして2か月後の面接試験。今回は対策講座なしでいきました。自分の中にある良いイメージを大切にして。

いざ、面接試験!

う~~~~~~~~?え~~~~~~~~っと、なんとかスムーズに流れ、前回のように面接官が気にならないくらい集中もできたけど、前回に比べると爽快感がない・・・ま、マズイ・・・。大丈夫だろうか・・・。

スキップするのは控えました。

あとはひたすら結果待ち。そしてWEB発表の日。受験票を片手に、番号を・・・

ありました!!!!!

1回では信じられないので2回、3回・・・まだ信じられないのでちょうど帰宅した息子を捕まえ、

「これ、この番号、あるやんな!!!」

と一緒に確認(笑)

そこからじんわりと・・・ほんとうにじんわりと喜びがきました。何といいますか、感慨深いという感じ。その時点ではまだ完全には信じられず、通知のハガキが来るまでは喜びきれなかった、というのが正解かも。そして、ハガキがきました。もう間違いありません!

面接の点数は前回より全体に下がってしまって残念だったけど(爽快感がなかったという感覚は正しかった)論述もなんとかクリア。しかし、まだまだこの点数では喜んでいてはいけないな~と思いました。

受験を終えて思うこと

今回なんとか1級試験に合格できたわけですが、まだまだ専門家と名乗るには知らないことだらけで、ここから先本当に一生懸命勉強もしないといけないし、経験も積まないといけないんだと感じています。

理論は現場で役に立つのか?ということを聞かれることがありますが、役に立つと思います。カウンセリングをしながら「この方はあの先生のあの理論のパターンにハマっているようだから、その理論にのっとって・・・」なんてことはしませんが(笑)頭の中ではこんな感じで回っているような気がします。

そして受験したことが現場で役立つのか?ですが、これもYESです。標準、熟練、指導のそれぞれのレベルに合わせて体系立てて学ぶことで、知識を増やすというだけではなく、実際に今自分がすべきことは何なのかを考えるきっかけになるんですよね。

1回目の受験の時の面接試験のあの滝汗も、意味があったんだと今では思えます。

キャリアコンサルタントはまだまだ無名の資格ですし、説明しても「わかったような、わからないような・・・」表情をされることも多いのですが、「自分はこう働きたい」「自分はこう生きたい」を支援する素晴らしい仕事だと思っています。

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