クローズアップ現代+「オフィス大革命」

昨日、6月26日のクローズアップ現代+は見応えがありました!主に紹介されていたのは、東京のIT企業のオフィス改革、三井不動産のシェアオフィスで行われているマッチング、和歌山県でのワーケーションの取り組みなどなど。オフィスを改革することで業績UPが見込めるというのです。番組内で取り上げられていたことを紹介しますね。

私が会社勤めをしていたのははるか昔・・・。番組の中で「懐かしいですね~」と言われていた写真のオフィスに近かったです。

デスク周りは書類だらけ、部署ごとに並んだ机。仕事中はその机の前に座って事務仕事をしているか(営業は事務所におるな!と怒られましたが:笑)時々お茶を入れに行くか、営業に出ているか、そのどれかでした。残業の時間帯になって初めて、お菓子を買ってきて食べたりしていました。他の部署の誰かとおしゃべりするなんて、サボっている以外の何物でもない感じでした。

でも、これから目指すべきオフィスは「クリエイティブ・オフィス・レポート2.0」によると、席を離れて「ふらふら歩く」、部署を越えて「接する」など、垣根をなくして色々な交わりを作ることによって刺激を受けやすくし、そこから新しいものが生まれやすくするスタイルなのだそうです。興味津々です。

早速このレポートを入手しようと思ったのですが、売り切れていました~。マメにチェックをしていずれ手に入れたいと思います。

このレポートを参考にして東京のIT企業がオフィス改革をした結果、生まれたのがオフィス中央の「マグネットポイント」。コピー機、おやつ、事務用品をそこに置いておくことにより、部署を越えた人たちが自然と集まり、会話が生まれ、情報交換がなされるようになったというのです。

さらに会議室は仕切りがなく、飛び入り参加もOK! 会議の途中で必要な人員がいれば急きょ入ってもらって意見を出してもらうんですって。う~ん、昔のオフィスではあり得ないです。

その会社がオフィス改革をして4年。一人当たりの利益は32%アップ!自由な空間で、自由な交流が生まれ、自由な発想が自然に生まれて形になっていく。そういうことなのでしょうね。

また、シェアオフィスでのマッチングでは、楽器メーカーとパッケージメーカーとのコラボで生まれた「楽器バコ」が紹介されていました。箱に入った木片や棒や紐などを使って、子どもたちが自分で楽器を作るというものです。楽器メーカーの担当者としてはどう転んでも出てこない発想だったようですが、子どもたちの反応は予想以上に良いとのこと。固定観念を良い意味で壊すには、業界の垣根を越えたコラボが役に立つのですね。

オフィス改革のポイントが紹介されていました。

◆ポイント1 机は丸型

上座下座、上下関係といった固定的な関係から解放され、フラットな関係性を維持できて意見が出やすくなる。

◆ポイント2 業務の進み具合で働く場所を変える。

アイデアを出し合うのはリラックスができるソファで、結論を出す時には距離感の近い環境で。事務所内にバーカウンターを設置することで、休憩で自然と人が集まり場所では会議では言いにくいような意見も出やすい。

なるほど!心理的なことも考えられていますよね。また、こんなことも話されていました。

タバコ部屋での会話でビジネスが進むことがありますが、タバコを吸わない人もそういう環境に身を置くことができるというのが、今後のオフィス作りのポイントになるとのこと。

これ、わかるな~。私はタバコを吸わないので、吸う人同士が和気あいあいとしているのをうらやましいなと思ったことがあります。それに、飲み会。飲み会ありきでビジネスが進むということもありませんか?でも本当に、飲み会をしないと進まないの?と、私はモヤモヤしているわけです。

私は飲み会は好きですが、好きでない人もいるし、私だって家族がありますから、しょっちゅう出るわけにもいきません。でも、出なかったら知らない間に話が進んで決まってしまったことがあったりして、損した気分になります。だから、飲み会ありきで話を進められるのは好きではありません。願わくば、ビジネスと飲み会は切り離したい。

でも、オフィス内で自由に意見を言い合えるような環境があるならば、そこから出て話をする必要性も減りますよね。素晴らしい~。

はたまたヤフーの取り組みでは、「情報の交差点」というキーワードの下に、オフィス内の机の配置はあえてギザギザ、アドレスフリー(毎日自由な席に座ることができる)、社外の人も使える空間をオフィス内に作る、こんなことをしているようです。

イノベーションを起こすためには質の良い会話が必要、その会話を起こすためにはいろいろな人と話をすることが必要、そうすることでたくさんの人が必要とするサービスが生まれる。ヤフーではそんなことを考えているそうです。商品やサービスの企画担当者だけが、頭を悩ませてうんうんうなりながら新商品を開発する時代は、終わりなのかもしれませんね。

また、和歌山の白浜に支社を開設したIT企業が紹介されていました。「ワーク」と「バケーション」とを組み合わせた「ワーケーション」という取り組みです。私が住んでいる和歌山県はそれに力を入れているのですよ。白浜は関西では有名なリゾート地ですが、東京との定期便がある白浜空港があるので、意外と関東とも行き来できるんです。

この会社では希望者は3カ月間、白浜の支社で働くことができるのだそう。朝から足湯につかりながらみんなで朝ご飯。休日は川で魚釣り、バーベキュー。そこで働く社員は、以前は仕事が辛いと思っていたけど、ここではそんなこと思わないと言っていました。

そんな支社では、東京と同じ業務をしても、顧客発掘数が20%アップしたのだとか!大きな要因はストレスからの解放。仕事と余暇のメリハリも出て残業時間も減少し、仕事でうまくいかなかったことがあったとしても、ポジティブに戻れるポイントが東京よりもたくさんある、と社員の方は言っていました。

ボランティアを通して地域の人たちとの交流を深めることで、今まで他人事だったことも自分事として考えられるようになり、それが顧客発掘にもつながっているのではないか?ということでした。

これらの取り組みは思い切った取り組みのように思えますが、これからはこのように、決まった人が決まった時間に決まった場所に出社し、決められた机で限られた会話の中で仕事をするのではなく、全てを解放する方向に持って行くことが大切なのかもしれません。

私も地方に住んでいますので、都会の恩恵を受けることができずにもどかしい想いをすることがよくあります。でも、この先は地方でももっと仕事がやりやすくなってくるのだろうなと感じていますし、自分自身も周りに働きかけて、誰もが働きやすい環境づくりを考えて行きたいと思っています。

働き方改革では、働く人にフォーカスをしがちですが、このようにオフィス改革から始めるというやり方もあるのですね。

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